2月23日 級別検定 1級 2級 検定員からの総評
●スキー級別検定会総評
主任検定員を務めた林です。
今回の検定会には、1級21名、2級18名、計39名の皆様にご参加いただきました。皆様のご協力により、事故なく無事に終了できましたことを、パノラマスノーアカデミーを代表して心より御礼申し上げます。
当日は未明まで雨でしたが、朝には虹とともに晴天となり、事前講習・検定会ともに恵まれた天候と良好な斜面状況のもとで実施できました。シーズン最盛期らしく十分に滑り込んでいる受検者も多く、合格者は1級8名、2級8名でした。加点による合格も見られるなど、ちょうど前日まで開催されていたミラノ・コルティナ冬季五輪と同様に見応えのある検定会となりました。
親子揃っての合格も複数組あり、生涯スポーツとしてのスキーを家族で楽しんでおられる姿が印象的でした。
級別検定では、「スキー板が性能を最大限発揮できるポジションに乗り続けて操作できているか」を重視して評価しています。良いポジションに居続ける運動ができれば、スキー板は思った通りに反応してくれます。結果として、検定会で望む結果に近づくのはもちろん、滑走できる斜面が増えて、スキーの楽しみが大きく広がります。
スキーそのものの魅力と雄大な自然を味わいながら、各検定員の講評を今後の滑りに生かし、ご自身のスキーの世界をさらに広げていっていただければ幸いです。
●1級
検定員を務めました中尾です。
私からは1級検定につきましての講評を申し上げます。
ターンの運動要素のなかで、2級までは求めていなかった「カービング要素」を1級では求めることになります。この「カービング要素」は完成されたものではなく「カービング入門」とご理解いただけたらと思います。「カービング入門」を確立させるためには、ターンを構成する加重・角付け・回旋の3つの要素で、まず初めに意識していただきたいことは「角付け」です。ターン運動を行うには、まずは「角付け」を行い「角付け」されたスキーに対して「加重」を行うとの意識を強めていただけたらと思います。もう少し具体的に申し上げますと、股関節・膝・足首が適度に曲がった状態で外スキーのインエッジは当然のこと、内スキーのアウトエッジが少しでも「角付け」されて適正にターン構成をしているかを合否の一つの着眼点といたしました。
今回の検定会は気温上昇の中バーンコンディションが心配されましたが、良好な状況が保たれ、怪我人もなく検定会を行うことができました。ありがとうございました。
スキーシーズンはまだまだ続きます。スキーを楽しみながら技術の向上が果たせますように、パノラマスノーアカデミースタッフ一丸となって、お手伝いをさせていただきたいと思います。
●2級
検定員を務めました吉永です。
2級検定では、しっかりと外足に乗って、スキーをコントロールできているか?という点に注目して評価をしました。外足を突っ張ってスキーを押さえる動きをしている方も見受けられましたが、外足を突っ張ってしまうと上体が内側に倒れやすくなり、結果としてしっかりと外足に乗れなくなってしまいます。曲げ加重、伸ばし切り替えという基本的な動きをしっかりとされるとよいと思います。