主任検定員を務めました中尾です。
2月1日に開催されましたプライズ検定会につきましては、テクニカルプライズ46名、クラウンプライズ23名、合計69名と多くの方々にご参加いただきましたことを、主催校であります、パノラマスノーアカデミーを代表いたしましてお礼申し上げます。
当日はバーンコンディション良好な中での滑走でしたので、日頃のトレーニングの成果を発揮できたのではないでしょうか。
一方で、ご自身が思い描くターンができなかった方につきましては、これから申し上げます総評を今後のトレーニングの参考にしていただけたらと思います。
長野県スキー連盟 吉田検定員、木曽福島スキースクール 村上検定員と行いました検定会議の内容を総評としてお伝えいたします。
◯大回り
検定バーンでありますラーチゲレンデは、斜度等の斜面状況の変化があるゲレンデであります。
この変化に対して身体がスキーと一緒に落下方向に移動できるか、この移動がスムーズに行われないと、滑走する上で非常に重要であるポジショニング(センターポジション)が崩れることになります。
ポジショニングが後ろ、またはターンの内側に身体が倒れこんでいた受検生の方が多くみられました。スキーの荷重運動は適正なポジショニングにより可能となりますので、斜面の状況に対応できるようにトレーニングを行っていただきたいと思います。
◯小回り
大回り同様にポジショニングが崩れている方が見られました。
テクニカルプライズでは、スキーのテール部分の使用が多いことで制動要素が強く出て、落下運動を止める動きの方が多くみられました。またクラウンプライズでは、カービング要素を強く意識した結果ターン弧が縦長になり、オーバースピードになっている方が見られました。カービング要素は非常に重要ですが、しっかりとターン弧を仕上げる事も非常に重要です。
このことを意識してトレーニングを行っていただきたいと思います。
◯総合滑降
この種目の着眼点はリズム変化の前後のターン運動のつながりですが、前後で運動要素が変わり、結果としてスムーズなターン運動につながっていないように見えました。大回りから小回りはスムーズなターン運動を阻害するリスクが上がると思われますので、中ターンで構成することをお勧めします。
◯不整地
今回のバーン設定は通常よりも滑走距離が短く、またコブの形も整っていて滑走しやすかったのではないでしょうか。滑走の中でスキーだけが落下し身体が後ろに残ることなく、切り替え時には身体も落下させ、スキーと身体が離れずにトップ部分を上手に操作されているかを拝見させていただきました。
最後に、今回の検定会でも多くのジュニアの皆さんが参加していただき、一生懸命検定会にチャレンジする姿を目にすることが出来ました。そんな皆さんにお願いがあります。
スキーは用具やリフト代、宿泊代等、非常にお金のかかるスポーツです。
そのスポーツを続けさせてくれているお父さんやお母さん等に感謝をしてください。
感謝の気持ちがあってこそスキーを続けられ、その先に合格があるのだと思います。
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