こんにちは。 石井俊一です。
先日、ラジオで聞いたお医者様のお話が大変興味深いものでしたので、紹介したいと思います。
それは、心の健康と季節、特に「光」の関係についてです。
私たちが「秋から冬にかけて、なんとなく気分が沈みがちになる」と感じることがあるように、実はうつ病には季節性があるそうです。
特に日照時間が極端に短くなる秋から冬にかけて、発症する割合が増えるとの事なんです。これは「季節性うつ病」とも呼ばれ、特定の季節に繰り返し症状が現れるのが特徴なんですって。
この季節性うつ病は、北欧などの日照時間が極端に少なくなる地域では、特殊な病気ではなく「普通の病気」として広く認識されているそうです。それほど、冬の光不足は心に大きな影響を与えるということでしょう。
その改善策として、専門家が最も大切だと指摘するのは「短時間でも太陽の光を浴びること」です。
太陽の光を浴びることで、私たちの脳内では「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが分泌され、セロトニンは、気分を安定させ、気持ちを穏やかに保つために欠かせない神経伝達物質です。冬場に外出を控えて家に籠る時間が増えると、このセロトニンの分泌が不足しやすくなり、結果として心のバランスを崩しやすくなってしまうのです。
「光を浴びる」「体を動かす」この二つを同時に叶える活動こそが、冬の心の健康を守る鍵となります。
そこで私がお勧めしたいのが、スキーです。
スキーは、雪がレフ板のように光を反射し、太陽の陽を全身に浴びながら楽しめる数少ないウィンタースポーツです。冷たい空気の中で体を動かす爽快感と、美しい銀世界、そして何より明るい太陽の光が、冬の間に溜まりがちなストレスや鬱々とした気分を吹き飛ばしてくれます。
ただ楽しいだけでなく、健全な心を保ち、育むための素晴らしいスポーツとして、今年の冬はぜひ雪山に足を運んでみてはいかがでしょうか。短い時間でも、外に出て太陽の力をもらいましょう。
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