受検された皆さま大変お疲れ様でした。お陰さまで事故や怪我等なく、無事に検定会を終了することができました。皆さまのご協力に心より感謝申し上げます。どうもありがとうございました。
受検者:テクニカル46名、クラウン22名
合格者:テクニカル8名、クラウン3名
検定員3名より総評させていただきます。
テクニカル、クラウン共通して
①ターン前半でのとらえ(セットポジション)
②とらえたスキーへの荷重動作
③切り替え方向
を主な観点とさせていただきました。
■テクニカル 大回り、フリー
脚部での屈曲伸展運動を積極的に行い、斜度と雪質にあわせた適切なポジショニングが出来ていた方に高得点がつきました。ターン中に腰の位置を止めると、エッジに乗るだけになり、脚部の運動が止まってしまいます。エッジに乗るだけだと、スキーの回転性能が引き出せず、重い雪や柔らかい雪だと足が取られ、特に外足が逃げてしまいます。足首、膝、股関節の三関節を使い、スキーの面への荷重を意識してみてください。
■テクニカル 小回り、コブ
エッジングが、制動方向になっている方が多かったように思います。後半に圧が集中してしまい、切り替え時に浮いてしまうような場面が多く見られました。切り替えで、推進方向に移動でき、早いとらえが出来ていた方には、高得点がつきました。
一方で、コブに関しては、制動方向への運動が上手な方が多いこともあり、沢山の合格点が出ました。コブ斜面でも、動きが後半型にならず、ターン前半のセットポジションを正確にとらえている方には、高得点がつきました。
■クラウン 大回り、フリー、小回り
先に申し上げた以下3点について
①ターン前半でのとらえ(セットポジション)
②とらえたスキーへの荷重動作
③切り替え方向
その3点全てを表現できた方に高得点がつきました。
3つのうち、1つだけが惜しい方が多かったように思います。
特にターン後半の荷重感が弱い方が多く見られました。ご自身から積極的にスキーへ働きかける荷重動作を意識してみてください。
■クラウン コブ
スピードを優先し、外足が跳ねられてしまったり、外スキーへの荷重動作が甘くなる動作が見られました。必要なのは、落下スピードよりターンスピードになります。
しっかり外足についていけた方には、高得点がつきました。
総評は以上になります。
合格された皆さま、おめでとうございました!
今回は残念だった皆さまも、次回に繋がれば幸いです。
どうもありがとうございました。