2022年2月23日 プライズ検定講評
この度は、プライズ検定にご参加頂きありがとうございました。
合格された皆様、おめでとうございます。
天候にも恵まれ、富士見パノラマリゾート様のご協力も頂き、検定バーンであるラーチゲレンデのコンディションは最高でしたね。
今回、主任検定員を担当させて頂き、皆様の滑りを見させていただいた講評をいたします。
ジャッジの観点といたしましては、センターポジション(基本ポジション)の中でスキーをしっかり操作できているか、ターン前半の早い捉えからターン後半にかけて、鋭いスキーの走りを引き出せているか、タイミング良く荷重や切り替えを行えているかをみさせていただきました。
切り替えに浮き沈みがなく、重厚感あるターン前半の捉え、鋭いターン後半の走りを見せた方には良い点数が出たと思います。
また、大回り、小回りで点数が伸びなかった方の中には、ターン後半の山回りで外スキーにしっかり荷重できず、外スキーが身体から遠くなってしまったり、スキーがバタついたり、トップの動きが止まってしまっている方が多くみられました。
フリー種目では、バーン幅をうまく使い、大中小のターンをバランス良く組み合わせリズム良く演出してる方に良い印象を得ました。
コブでは、固いコブだったこともありコブに弾かれたり、スキーを横にしてブレーキを強くかけすぎたりする方が多かったです。
コブの出口に合わせ、荷重しながら回旋を加え、スキートップの動きが見えた方に高得点が出ました。
アドバイスとしましては、大回り、小回り、フリーではターン入り口(谷回り)では、ターン弧を描いていくための準備(基本ポジションの意識、角付け)をして、山回りに向けしっかりとした荷重動作、回旋操作を行えるように
ターンを組み立てることが大切です。
テールを振るのではなく、トップを動かしていく技術を身に付けることが課題かと思います。
コブ種目では、吸収動作だけでなくしっかりと荷重動作を行い、コブに弾かれないポジションを大切にすることが課題かと思います。
今後もスキーを楽しむ気持ちを忘れず、新たな目標や、リベンジに向け取り組んで頂けると嬉しく思います。
パノラマスノーアカデミー
校長 石田俊介