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3月7日(日)プライズ検定 講評

2021.03.11

主任検定員を務めました中尾です。

コロナ禍での開催につき、受験者数を60名とさせていただき、多くの検定会場の中から、当富士見パノラマ会場を選んでいただいたにもかかわらず、結果的に多くの受験希望者の方々をお断りすることとなり、大変申し訳ございませんでした。ご承知の通り、長野県スキー連盟所属のスキー学校でのプライズ検定会につきましては、開催スキー学校、長野県スキー連盟、近隣スキー学校の検定員による採点方法を採用していることから、当富士見パノラマ会場での採点評価も、他会場での採点評価も相違ございませんので、これから述べます講評を、今後の参考にしていただけたらと思います。では、長野県スキー連盟 舘野検定員、木曽福島スキー学校 池田検定員の3名で行いました検定会議を講評にまとめましたのでお伝えいたします。

〇パラレルターン大回り
ターン前半に腰を内側にスライドさせ過度な外向姿勢をつくり、そこで生じる角付けに よって、ターンをしている受験生の方が多く見受けられました。ターン前半で角付けをつくりますと、その後に自身でスキーを操作し、斜面や雪質にあった角付けをする事が困難になります。特に今回の場合は、所謂春の雪であったため、角付けが強すぎる受験生の方はスキーが雪面に食い込みすぎて、思うようなターンを描けていなかったように思われます。ターンの切り替えでは、ニュートラルポジションから、雪面状況によりトップ部分を多く使用するのか、トップからテール部分を全体的に使用するのかを判断し、スキー操作をしていくと良いと思います。

〇フリー滑降
この種目の最大の見せ場、言い換えれば検定員の着眼点はリズム変化後のターン運動です。リズム変化後に身体の向きや重心の移動方向が次のターンと合ってなく、スキーが軽くなったり、逆に荷重が掛かりすぎてスキーの跳ね返りを多く受けて、バランスを崩している受験生の方を見受けました。リズム変化では足元の操作だけでなく、次のターンへ繋げていけるような、体幹部分を中心に身体全体を使用していけると良いと思います。また、リズム変化後に減速してしまった受講生の方は、早い段階でリズム変化を入れる構成にすると良いと思います。

〇パラレルターン小回り
大回りと同様にターン運動の初期に外向姿勢をつくり、そこで生じる角付けによりターンを構成している受験生が多く見受けられました。スキー操作としては身体の外側に重心と一緒にスキーを動かし、より遠い位置で角付けをすることが重要だと思います。また、適度な回旋運動を使用することも、ターン操作としては有効な方法だと思います。プライズ検定では小回り種目においても、カービング要素を含んだターンが求められます。そのためには、ターン運動の早い段階(谷回り)で荷重をして,後半部分は次のターンへの準備の意識でスキーを操作していければ良いのではないでしょうか。

〇パラレルターン小回り(不整地)
全体的にポジションが後ろだったように感じました。ターン運動としては次の溝に入る部分(谷回り)で、スキーのトップをどのように処理できているかが、合否のポイントとなります。それには滑走するラインどりも非常に重要なポイントです。バーン状況としては中盤より斜度が変化することで、少し横を向いているコブがありコブのリズムが変化しますが、あまりコブに合わせすぎずに自分のリズムで滑ると良いと思います

今回の検定会にあたり主催者といたしましては、少しでも良い検定バーンをご提供したく、雪面硬化剤を投入し、また種目の合間でコース整備を行いましたが、柔らかい雪面状況で普段通りの実力が発揮できなかった受験生の方多かったのではないでしょうか。しかしながら、あらゆる雪面状況にも対応できる能力がプライズ検定では求められます。
春はスキーを上手にする時期とも言われています。コロナ禍ではありますが、残りのシーズンをレベルアップに繋がるように、有効に過ごしていただけたらと思います。

最後にジュニアの皆さんへ。
今回も多くのジュニアの皆さんが検定会に参加してくれました。舘野検定員も池田検定員も、皆さんが頑張っている姿をみて、これからのスキー界に期待がもてると喜んでいました。ただ、残念ですが今回は皆さんの中から合格した人はいませんでした。これから合格にむけて頑張ってもらうために、少しだけアドバイスをしたいと思います。
級別検定も一緒ですが、プライズ検定は大人の人の検定会です。特にプライズ検定会は上手な大人のスキーヤーが参加する検定会です。ジュニアの皆さんとは、体の大きさも足の力もスキーをしてきた回数も違います。
だけどジュニアの皆さんには、大人のスキーヤーにない体の柔らかさがあります。ですから大人のスキーヤーが苦手なコブを上手に滑ることができるのです。ジュニアの皆さんにあったトレーニングはコーチが教えてくれます
皆さんはコブを滑っているときのように、元気で楽しくスキーをしてください。そうすれば、必ずプライズテストに合格できます。でも一番大切なことは、お金がいっぱいかかるスキーをさせてくれている、お父さんとお母さんに感謝をして、皆さんが楽しくスキーをすることです。これからも頑張ってください。

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