第35回校長室からこんにちは!

「石田新校長よりご挨拶」

パノラマスノーアカデミーは2021-22シーズンに開校20周年を迎えます。

昨シーズンまで、当アカデミー代表である石井俊一が、アカデミーの校長を兼任してまいりましたが、今冬より私、石田俊介がアカデミーの校長としてバトンを引き継ぐこととなりました。

20周年を迎える節目の年に、石井代表が作り上げてきた歴史あるパノラマスノーアカデミーを引き継ぐことは、とても重圧であり、不安でありますが、スタッフ一同力を合わせ、皆様に愛されるパノラマスノーアカデミーを目指していきたいと思っております。皆様のお力添えの程何卒よろしくお願いいたします。

2021-22シーズンは、パノラマスノーアカデミーの校長、ナショナルデモンストレーター、技術選プレーヤーとして活動していくこととなります。新たに校長として思うことは、お客様がアカデミーを通じて富士見パノラマスキー場をいかに活気ある、「また来たい」と思ってもらえるスキー場にしていくか、富士見町はもとより全国の皆様にどのようにスキーの魅力を伝えていくのかです。

近年、スキー人口が減っている現況を少しでも改善し、お客様にとってゲレンデが最高の遊び場になるように、ナショナルデモンストレーターという立場を活用しながら、切磋琢磨していきたいと思っております。

新型コロナウィルス感染の患者数の拡大、政府において緊急事態宣言が発出される中、私達は様々な感染防止対策を講じながら、一日でも早い収束に向けて全力で取り組んでいかなければなりません。

このような状況ではありますが、今シーズンは新体制のもと、スタッフ一丸となって皆様をお出迎えさせて頂きます。

今後ともよろしくご指導ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

パノラマスノーアカデミー 校長 石田俊介




第34回校長室からこんにちは!石井俊一です。

新型コロナウィルス感染は収まらず、先行きの不安がつのるばかりですが、昨年の感染拡大の時よりはワクチンが開発され、接種が進んでいる事を前向きに考えれば、収束への光明は見えていると思います。収束、早くその時が来ることを願いながらも、個人で出来る感染予防は継続的にしなければなりません。

開催の賛否両論はあった東京オリンピック・パラリンピックも無事に終わり、アスリート達の超人的な凄さを目の当たりにし、そこにたどり着く迄のアスリート達の途方もない努力をしり、沢山の人は、とてつもない感動と勇気、希望を与えられました。全ての選手が輝いて見えました。
スポーツの持つ力、人間の力は本当に凄いです。
普段、見たこともない競技種目を初めてTVで観て、そのスポーツに大変興味をもった方も沢山いらっしゃったと思います。オリンピック・パラリンピックならではの効果です。

スポーツ競技は見るだけでも楽しく、興奮して観戦を楽しみますが、見る事からする事で、より感動的な高揚感を得ることが出来ます。
私達スキーインストラクターは、スキーで雪面を滑っている時の何とも言えない高揚感に憑りつかれ、毎冬毎冬が待ち遠しくて堪りません。
その感動を皆様にお伝えしたい、共有したいと何時も思っております。上手くなればなるほど、大きな感動を得ることが出来るのがスキーの魅力です。
この冬も、皆様とご一緒出来ますことを心から願っております。

パノラマスノーアカデミーは、この冬に開校20周年を迎えます。
ここまで歩んでこられたのも、多くの皆様のご愛顧の賜物と心から感謝いたしております。節目のこのシーズン、新体制で皆様をお迎えすることになりました。
石田俊介が新校長に就任いたしました。
新しいパノラマスノーアカデミーでシーズンを迎え、皆様の感動を作り続けてまいります。引き続き、ご愛顧賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

パノラマスノーアカデミー 代表 石井俊一




第33回 校長室からこんにちは!石井俊一です。

久々の、しーはいるです。年明けから、色々ありすぎてキーボード押せませんでした。やっと落ち着いて、考えを巡らせる余裕が出てきました。スキーシーズンも半ばに差し掛かりましたが、昨日と今日の週末のパノラマへの来場者、正月並みに多かったです。何が切っ掛け?理由はよくわかりませんが、活気に溢れて、久々に見る素敵な光景です。コロナの脅威はここにはありません。皆さんとても平和で楽しそう。感染予防の仕方を個々に考えられるのなら、何もかも自粛ではなくても良いと思います。場所、目的、手段によっては積極的に出かけて、元気になり、経済を活性化するべきです。レストランでの食事を気を付ければ、スキー場はとても安全な場所です。大臣、官僚の方、スキー場に視察に来てくださいな。空いてるスキー場は、思い切り滑りたい人にはとても魅力的です。でも、さびれた場所からは活力はもらえません。活力は生きる為のエネルギーです。生き生きとした生命力が早くみなぎって来る様に、皆さん大いに健全な活動をしましょう。大変な思いをされている方が、早く上を向いて歩きだせますように。
Schi Heil




第32回 校長室からこんにちは!石井俊一です。

新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。今年は何とか良い年になって欲しいですね。切実です。昨年の最終日、新年初日の私の仕事は、未就学の初めてスキーをする子供たちのレッスンのサポート。少し滑れるようになった時の、リフト乗車の同伴のつもりが、マンツー状態になって一緒に3時間近く滑ってました。可愛いね!本当に可愛い!完全に孫とお爺ちゃんの関係。子供のスキーのトップを押さえながら、低い姿勢でのバックボーゲン。子供の目線で会話、身振り手振り。自分を捨てないと出来ない。楽しかったけれど、疲れた!いつも担当しているインストラクター達凄い!一人で何人も滑れない子供を担当できるインストラクターは尊敬します。以前は拒んでたけど、またやってもいいかな。楽しく新年が明けました。 Schi Heil




第31回 校長室からこんにちは!石井俊一です。12月31日

晴れ晴れしい天気のなか、激動の2020年の最後の日を迎えました。

東日本大震災から9年、短い期間の中でまた未曾有の災害がおきました。2月に拡がり始めた新型コロナウィルス感染がここまで

拡大し、世界中を震撼させることになるとは、誰もが予想をしなかったと思います。

緊急事態宣言がまた発令されて、さらに世の中がおかしくならないように、ワクチンが完成するまで、正しい知識で、正しく恐れ、油断なく予防して

この難局を乗りこえるために皆が力を合わせる時です。

健康であり続ける為に節制しましょう。元気であればなんでも出来る!スキーしましょう!本当に元気になります。何かに夢中になれることは素晴らしいです。

あるお客様の、ありがたい話。現役で仕事をされている方なのですが、スキーにすっかり嵌まっています。しかも長い期間(20年位)テンションを下げずに。

その方がおっしゃるのには、来春には住んでいる地域の自治会の役が回ってくるそうなんです。そうすると、仕事、スキー、自治会と3つの事が重なる事になって

しまうとのこと。2つは出来るけれど、3つはとても出来ない。そこで、その方の選択。自治会はそこで暮らすのには避けられない。スキーは絶対に止められない。

そして下した結論。仕事を辞める。凄いですね!その方にとってスキーは生きてく上での糧なのですね。そういう方、多いと思います。私もそうです。

職業にすると、楽しいとは思えないことも正直ありますが、とても幸せなことと思っています。

若い人たちがスキーを始める切っ掛けを作る事、ハードルは高いけれど真剣に取り組まなければ。

今年も大変お世話になりました。

明日からの新年が、皆様にとって素晴らしい年になりますように!Schi Heil!




第30回 校長室からこんにちは!石井俊一です。12月30日

晴れてきました。今朝から土砂降りの雨。明日から、猛烈な寒波が来る予定の前日の雨は痛い。レッスンを受講していた子供達、雨の中でも健気に頑張っていました。風邪ひかないでくださいね。夕方から雪の予報とともに、急激に気温が下がるようです。雨で解けた雪が、急激に冷やされれば、カリカリのアイスバーンなってしまいますが、スノーマシーンで雪を降らせて、圧雪車で硬い雪と混ぜ合わせれば、明日には良いコンディションになるかも。タイミング次第です。2020年の締めくくりは、グループレッスンAクラスを担当予定。楽しいレッスンを心がけましょう✌

2021年、良い年になりますように。普通で居られることが、如何に幸せであるのかを改めて知りました。全ての人が、等しく幸せを感じることができますように、切に願っています。
Schi Heil




第29回 校長室からこんにちは!石井俊一です。12月17日

今日もスノーマシーン、フル稼働。冬らしい雪景色、最高です。湯沢方面の大雪、大変そうですね。雪不足が一晩で解決。スキー場は大喜びでしょうけれど、交通がマヒして混乱を招いているようですね。スキー場の雪不足は解決したけれど、新型コロナウイルス感染拡大が勢いづいて、別な試練が待ち受けていますね。シーズン始めは、有資格者の研修会、受検者の養成講習会、検定、大会目白押しですが、既に研修会等はキャンセルになっています。2シーズン続きでキャンセルは厳しいですね。何とか回避する方法を見出してもらいたいです。屋内のものと、屋外のものとは分離して考えるべきで、密を避ける方法は講じられるはずです。単にイベントとして十把一絡げにくくらず、大きい目での判断を仰ぎたい。SNSで、ウイルス専門家の意見がでていますが、テレビなどの情報番組で伝わってきているウイルス感染の話とは全く噛み合いません。何が正しいのかは私達には判断する術がありません。マスクして、手洗いをして、除菌して、飛沫感染に注意していれば、大概大丈夫と思いますけどね。早く、明るい話題に満ち溢れる日が来ることを願いましょう。今日は、運転免許証の更新に行ってきました。今回こそゴールド免許証になると思ったら、またまたブルー。気持ちもブルーになりました。調べてもらったら平成28年にスピード違反で捕まっているらしいのですが、記憶にない。記憶がない事が、問題です。アルツ?一生ゴールドに縁がないまま終わりそう。別に、ブルーだって更新の時の講習で見せられるビデオが60分(ゴールドは30分)なだけだから、まあいいか。5年に一度の事だし。あ、自動車保険は、ゴールドは割引になるのか。ふんっ。運転は気を付けよう。事故起こしたら、一瞬で相手も自分も人生変わってしまう。取り返しは絶対につきませんからね。スキーの事故も同じです。Schi Heil




第28回 校長室からこんにちは!石井俊一です。12月16日

とても寒くなりました。スノーマシーンも、一日中フル可動です。重ね着した上に、ホカロンをお腹と背中に貼ったけれど、効果が判らないくらい寒かった。その寒さの中で、昨日も今日も午前中に時間が空いたので自己練しました。ある書物に、自分が目指したい技術のヒントを見つけて、私の今シーズンのテーマにしています。自分で確かめ、スタッフ研修などで試させて、成果の確認をしています。低速のものから、高速のカービングターンにまで繋がる事が分って、とても嬉しい!実は、滑りに迷いがあって、悩んでいました。お客さまには内緒です。自分の滑りに満足しているスキーヤーは居ないと思います。皆、もっと上手くなりたいと思っています。私だって50年以上そう思い続けています。今年は久々に、上手くなる可能性を見つけられたので嬉しくて仕方ありません。裏も取りましたから、間違いない!レッスンではできない自分だけの練習は、日常では中々時間が取れません。それが昨日今日と出来たので、とても貴重な時間でした。もう少し研鑽して、レッスンで積極的に使ってみようと思っています。今日は、アトミックのデモチームが、富士見パノラマに撮影で集まりました。超豪華なメンバーです。松沢寿、聖佳夫妻、水落亮太君、武田竜君、石水克友君、青木美和さん、須川尚樹君。日本のトッププレイヤーが勢ぞろい。硬く締まったバーンをものともせず、凄い滑りしてました。上手いわ。私といえば、その近くをひたすら地味に低速練習。撮影の帰りに、皆でスクールに寄ってくれました。記念に一枚写真に納まってもらいました。並ぶと、全員普通の体型。私が大きく見えます。なのに滑ると、とてつもなくデカい!。チームリーダーのアメヤスポーツ田村さん、お気遣いありがとうございました。Schi  Heil




第27回 校長室からこんにちは!石井俊一です。12月13日

午前中は、着込み過ぎたと思ってしまうほど暖かでしたが、昼頃になって急に気温が下がり、逆に着たりなかったと思えるほど寒い日になりました。明後日から、今シーズン一番の寒波が到来する様です。待ちわびていたはずですが、既に寒さにめげてます(笑)マイナス10℃以下になるようです。どうしよう。脂肪を蓄積しているのに、本当に寒さに弱いです。富士見パノラマのゲレンデはと言いますと、1㎞のオープンコースは例年に無く目一杯の幅に雪があって、雪量も十分です。雪の下に隠れてる石を踏む心配もまずありません。気温が高めだったので、さすがに雪質は少し湿っていましたが快適です。昨日、今日とスタッフの研修をしました。スキーヤーが目指す技術は質の高いパラレルターン。パラレルターンの長所は、様々な状況に対しての対応力が高い事。斜度や雪質の変化、斜面状況(コブ、深雪)等々。それと、長い距離を滑っても体力の消耗が少ない、経済的な技術。逆に短所は、習得が難しい事と言われてます。それを如何に短い時間で、出来るだけ容易に習得出来るようにサポートするのがスキー教師の使命です。用具の進化もあり、遠い昔よりはるかに容易に習得できる様にはなっていると思います。研修では、スタッフのパラレルターンの論理的な理解と、正しい伝達の手法、表現力豊かな滑りの実現を学んでもらいます。スピードでごまかさないで、未だ上達の過程の受講生のスピードで、丁寧に滑るパラレルターンは難しいです。毎日が研修です。先生、言ってること難しすぎてわからない。先生、言ってることと先生の滑りが違う、と受講生に指摘されないように必死でレッスンしてます。難しい事をわかり易く、沢山の事を簡潔に伝えることはとても大事です。難しい話を長々と喋る教師、NGです。簡潔に話すためには、技術に対しての理解がしっかりしていないとできません。自慢げに長く話すやつ、時々います。と、話が長くなってきたので本日はおしまい。Schi Heil




第26回 校長室からこんにちは!石井俊一です。12月11日

昨日、富士見パノラマリゾートのスキーシーズン開始にあたっての安全祈願祭が執り行われました。明日12月12日㈯、予定通りにめでたくオープンです。例年通り、山頂付近1㎞コースでのオープンです。いやーっ、安心しました。お天気商売は怖いですね。スノーマシーンで雪を作っているスタッフは、先々の気象予報、過去のデータを基に雪を造れる日、造れる量を徹底的に予測して、オープン出来るコース、その日程を予測します。どのくらいの雪の量があれば、いつまで雪が残るのかまでも計算し尽しています。無事に、最終日が迎えられる位に沢山雪を造って貰って、そしてウィルス感染の拡大も収まって欲しいですね。今日は、明日の開校に向けてのスタッフミーティングをしました。夏から、それなりに考えて来たことが実際の流れに当てはめていくと、色々な問題、疑問が浮かび上がって来ます。解決策、対応策を納得するまで話し合い、細部にわたって決めていきます。スキースクールとしての、本来の信念に、ウィルス感染予防対策を講じ、レッスンの成功を考えていくと、意外に面白い効果が期待できるレッスンもあることがわかりました。禍を転じて福と為す。三人寄れば文殊の知恵、みんな良く思いついてくれます。色々考えさせられた、良い機会でした。いよいよ新しいアカデミーが、明日スタートします。富士見パノラマリゾートでお待ちしています。私達の待望のスキーシーズンです。ウイルス感染を、正しい知識で正しく恐れて、心から満喫しましょう!Schi Heil




第25回 校長室からこんにちは!石井俊一です。12月9日

まだ冬の感じではありませんね。14日からは、寒波が来て本格的に寒くなりそうです。富士見町でも、最低気温が−10℃近くまで下がりそうです。パノラマの山頂付近は、更に4〜5℃位下がるかもしれません。寒波が長く居座ってくれると、スノーマシーンフル稼働で、パノラマ全山のオープンが早まるのだけれど。数年前は、滑る時にホカロンを何枚も身体に貼ってましたが、ここ数年貼った記憶が無いです。温暖化です。ずっと以前は、冬に雨が降る事はめったに無かったと思います。小学生の頃、冬に雨が降って、雪が解けてしまうと母親に泣きついた記憶があります。冬の雨は稀でした。ところが、ここ何年も何度も雨降りますよね?週に2日間位の割合で降ってるような気がします。最近は、ゴアテックス等の高性能なウェアーが販売されるようになって、雨合羽よりはるかに格好が良くて、機能的なので所有されているかたも段々多くなってきました。難点は、とても高額だというところですが。ニット帽の頃は、雨が中までぐっしょり滲みとおって、本当に気持ちが悪かったのですが、最近は皆さんヘルメット被っているから、滲みてこなくてある意味快適。手袋だって、雨用にゴム製のものまで用意しています。たいがいの雨は平気になりました。昔は、雨降ると皆さん滑るのを嫌がりました、イントラだって嫌々でした。レッスン止めてお茶にしましょう、と良く受講生に言われたもんです。場合によってはそれも楽しかったなぁ。お汁粉食べたことも懐かしい、楽しい思い出です。最近は、雨だから休みましょうか?とお伺いをたてると、何言ってんの!と嫌な顔されます。昔話が多くなってきました。地球の温暖化、私の老齢化に歯止めが掛かりません。 Schi Heil




第24回 校長室からこんにちは!石井俊一です。12月2日

あちこちのスキー場がようやくオープンしてきましたね。スキーヤーの一人としては、嬉しい情報です。先日、スノーメイクの話しをしましたが、私が初めてスノーマシーンを見たのは、富士見パノラマのすぐご近所、車山スキー場です。40年位前だったかなぁ?毎年12月の初めに開催される、SAJの中央研修会の会場が車山スキー場でした。そこでスノーマシーンを初めて目の当たりにしました。マシーンのタイプとして、ガンタイプとファンタイプがあって、車山の方は、ファンタイプで、大きな扇風機のような機械から、猛烈な勢いで雪の元が噴出していた様は、不思議で何だか夢を見ているようでした。音も凄かったです。雪の元とは、もの凄い圧で圧縮された水のことで、勢いよく、冷えた空中に高々と噴出されると一気に膨張しながら、急激に冷やされて、雪になって地上に舞い落ちます。長く空中に居たほうが冷やされる時間が長いから、質の良い雪になる、と昔習った気がします。スノーマシーンも高額、1台1,000万円以上します。移動式のものは、1,500万円と聞いたことがあります。夏場には、メンテナンスをしっかりとしないと機械は機嫌を損ねます。その経費も莫大です。ゲレンデの、随所に設置されたマシーンに水を送るための配管設備も、ゲレンデの地面の下に張り巡らされています。水を高圧で送る大きなポンプも必要です。沢山のマシーンを動かすために、沢山の電力も重油も必要です。大量に使う水も有料です。雪造りを担当する人たちも、夕方から朝方まで、人が寝静まっている間に機械の操作、移動などの作業をします。人件費が掛かります。天然の雪が降るスキー場に比べると、莫大なコストが掛かり、スキー場の収入の大半を占めるリフト券が、少し割高なのは、このような目に触れないコストが掛かっているからなのです。天然の雪が降るスキー場は、雪が降る事をお金が空から降ってくると言っていました。人口雪のスキー場は、お金で雪を降らしているのです。スノーマシーンの性能は、昔に比べて格段に向上しているそうで、実際に滑ればわかりますが、快適な滑りを体験できます。程よく締まった雪質は、練習するにはもってこいの感触です。気温さえ下がれば、雪を安定的に供給できるのが、人工降雪のスキー場の強みです。富士見パノラマリゾートは知っている限り、オープン日を変更せざるを得なかった年は、ほんの僅かです。今シーズンの12/12オープンも大丈夫だと思います。楽しみです。明日から3日間、狭山スキー場で最終回のレッスンをしてきます。まだ空きがあります、ご参加お待ちしてます! Schi Heil




第23回 校長室からこんにちは!石井俊一です。12月1日

まだ暖かい富士見パノラマ、おかしな気候です。先日、志賀高原熊の湯スキー場に行った時の話です。昼ご飯を食べる為にロッジに入りました。年配の男性が一人、窓際に座っていらっしゃるのを何となく見ていました。キャップを被り、マスクをされていたので、何方かは判りませんでした。しばらくして、後ろから聞き覚えのある、やや高めの声で、「石井君!」と呼ばれ、振り返ると声の主はやはり私の大先輩で大先生の「平沢文雄」さんでした。相変わらず、本当に何十年も変わらない、艶やかな血色の良いお顔です。私が現役のデモの時に、強化コーチでした。春先の野沢温泉での合宿で、独特の平沢先生理論の教えを受けた時のこと、今でもはっきり覚えてます。35年前の事です。そのときの先生の風貌、今と変わりません。今が若いのか、その時老けてたのか?失礼。先生は、現在86歳とのこと。昨シーズンは、160日滑ったそうです。とんでもない超人です。先日このコラムで、先生の言葉に触れました。スキーがなぜ「生涯スポーツ」と言われるのか?年を取れば、誰しも体力が衰える。しかしスキーは、技術と進化した用具を活用すれば、体力の衰えを凌駕できて、幾つになっても楽しむ事が出来る素晴らしいスポーツだと。先生は以前からずっと仰ってました。私も事あるごとに、そのフレーズを使わせていただいています。先生は、自ら実践されていて、今でも生徒さんを集めて現役で指導されています。凄いですね、真のプロフェッショナルです。私のレッスンにも、熱心に受講していただける有難いお客様がいらっしゃいます。需要がある限りは頑張ろうと、改めて心に誓う今日この頃。技術を身に付けたら、色々なスキー場で、様々な斜面や雪質を沢山滑り込んで、スキーの醍醐味を堪能してください。富士見パノラマばかりではダメですよ。多くの体験が上達に繋がり、技術に磨きを掛けていきます。基礎技術を身に付けるのには、スクールで習うことは必須ですけれど。パノラマスノーアカデミーを忘れないでくださいね。いつまでも皆様の駆け込み寺になりたいと願ってます。 Schi Heil